3歩歩くと忘れるぶろぐ

ついに大学生から社会人になってしまった、地理系・情報系大学生だった人のぶろぐ。えんじにあえんじにあ。

読んでる本でも更新しておく

 

 読んでる

 

前の本よりは普通に面白い(研究の話とか、実際にあった話とか交えられてて多分自分の性にあってる)

 

結構最初の方だけど

「自分は意見がない。理論には意見がある。」っていうフレーズが結構しっくりきてて

自分も少なからずこれが当てはまる気がする。

というのもどちらかと言えば自分は感情的に何かを決めるわけじゃなくて数値なり周りの状況なり、客観的な指標を元にしたり、過去の経験からどうなるかを予測した上で何かしらを決めてる節があるから。

 

でもこの手法だと、途中で出てくるような例のように

「いい母親になるために何度も結婚するような人はいない」のように

経験則からくる暗黙知に頼れないことには弱くなってしまうと思う。

特に実証実験がしにくいような「この政策を実行したらどれだけの経済効果があるか〜」とかの推定みたいなのとか、 この手法だと絶対できないし、

エンジニアだとしたら、ネットで検索して出てくるような既存のバグならつぶせるけど新しく出てきたウィルスとかには滅法弱くなっちゃうとか。

 

そういうのもふまえて、この本では表面上の問題に対する解決策より、より深い根本にある理論、抽象化した要素を自身に取り入れること(1)と、その要素を幅広い分野で応用出来る力を持つこと(2)の2つの重要性を示している。(※1)

 

その他にも結構考えさせられる点があって、ソフトウェアの開発手法も企業の戦略決定も、人生のライフマネジメントも、結局は人間が決めているのでそれぞれの決定は人間の意思が関わってきてるし似てるんだろうなって思った。

 

(※1 今読んだところまででは。)