3歩歩くと忘れるぶろぐ

ついに大学生から社会人になってしまった、地理系・情報系大学生だった人のぶろぐ。えんじにあえんじにあ。

第10回ジオメディアサミットに行った話–その①と見せかけた最近のg.u.のO2Oマーケティングの話

色々書きたいことをまとめていたらgdgdと一週間があっという間に過ぎてしまい、それならば分けて書こうと思ったのでとりあえずその①。そのうち②につづくかもしれない。

 

・開催概要について

→ http://peatix.com/event/8340

 

特に今回のテーマが、「地域メディアの可能性」ということと、自分の卒研のテーマに地域活性化が含まれていたということで、卒研をほっぽりだして参加してきました。

 

(あくまで最近感じていることでいえば)

最近いろんな論文を読んでいるなかで、地域商店街の衰退となんとか〜とか、地域活性化のための方案のなんとか〜とか、地理学や社会学的な立場から、地域活性化のために四苦八苦しているようなイメージがある一方で、たとえばインターネット業界や情報系(ORとか数理情報的な方)やマーケティングなどの分野では、より効率的な手法の検討や最適化のためのアルゴリズムが〜とかをがんばってやってるイメージがある。

後者の分野は、特にインターネットショッピングで商品を買ってもらうためやお取り寄せ(資料請求とか)で実際に受注するまでの導線をどういう風に引っ張るか、とかそういう話。

 

その上で、最近は特にO2Oのビジネスが流行っているように感じていて、

例えばAppBankがレビュー記事を書いている一方でiPhoneケースの販売を販売していたり、g.u.のECアプリ兼モバイル会員証を実店舗で見せるとモバイル価格で買えたり。

 

特にg.u.のO2Oマーケティングについては、自分自身が買いに行ったということをふまえても非常に優れているものだと思う。

最近大手家電量販店がAmazonを不当廉売だと訴えた事例があるように、ネットショッピングは非常に安価で購入することが可能になってるのがあるけど、

g.u.の場合は

・ブランド性(g.u.のは他のECサイトでは買えない)

によって価格の維持をした上で

・実物を確認したいというユーザのニーズ

で上記の事例の問題点を的確に解決していると思う。

さらにその上で、実物を確認してからネットで購入し直すフローを、モバイル価格で購入できるという付加価値をつけて、その場で購入させることにつなげていると思う。

帰って購入し直すのはユーザにすれば手間だし、企業側としたらもしかしたらユーザは帰って比較し直すかもしれないというリスクがあるので、これはある意味お互いWinWinになってると思う。自社ブランドを自社ECサイトでのみ取り扱っているメリットとして、価格競争へ持ち込まれることが無い訳だし、モバイル価格≒通常のバーゲンの価格、程度の認識でキャンペーンを打てると思う。自社ブランドの強み。

これは家電量販店の事例でよくいわれている「Amazonとか価格コムレベルまで値引いてくれないならそっちでかうわ!!」っていわれるような事例のリスクをなくしてるし、「どっちで買っても同じ価格なら買ってくか…」っていう状態にさせてると思う(こっちは推測)

また、もう1階層深く考えて「じゃあなんでその事例が発生するのか」というのを考えると、実物を確認しておきたいというニーズがあるからだと思う。特に高額で買う頻度が少なくなるものにつれ。

いわゆる耐久消費財とか買い回り品(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B2%B7%E5%9B%9E%E3%82%8A%E5%93%81 とか http://www.quolaid.com/library/magbn/mg030425.htm とか http://ameblo.jp/hazaman4864/entry-11355736299.html?frm_src=thumb_module)は、比較検討したくなるし、比較検討するのであれば実物を見るのが良いと考える人が多いと思うし、そうであれば、実物を見れて、値段が最安値である(+ネットでも買える/見れる)のがユーザとしては最良の状態であるし、その状態を作ってるのがg.u.なので、作り込まれた戦略だなあ…

と思いながら、結局モバイル価格じゃない普通のモッズコート買ってきたんですけどね。

 

 

話がずれすぎて、さらに文章gdgdで修正が不可能なのでその②を書こう…。